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音声劇サーマービル・レイディの収録、終わる

やっと音声劇の収録が終わった。

前回の公演の赤字が半端じゃなかったので、

賃労働を目一杯やらなければ自己破産である。

ダブルワークではなくトリプルワークを行いながらの音声劇の台本執筆と、グループ通話を利用した稽古、そして昨日、収録が終わった。

来週二日間の編集が終わったら、賃労働だけになる。



棚原君は、編集したものを焼き付け、榊原君はそのCD2枚組のジャケットを作り、商品化する。

その上、発送やら、収支決算。二人はまだ作業が続くので、心苦しいが、少し休める。

が、すぐに来年4月公演の準備に貼らなければ。



嬉しい報告もあった。

今年12月に拙作オペラ「てかがみ」が、川崎で一般公演になったという。

12月は、オペラ千姫が姫路で初舞台。

するとオペラが2本も上演される。

私にとっては初めてのことである。

2021年12月だけは、劇作家の看板を下ろし、オペラ台本作家になる。

この際新しい名刺を作ろうか。肩書を劇作家ではなく、オペラ台本作家にするわけである。



最近拙作「ゲド戦記」の台本を読みたいという打ち合わせが来たので、一冊しか手元になかったので、それをコピーして送った。

ついでに読み直したら、別人が書いたように思った。

そこで数十年前に俳優座に書き下ろした「ゆの暖簾」を読み直したら、これも別人が書いたように思った。

そう言えば、昨日、根岸君が、音声劇を書くことで広がるんですね、と言っていたことを思い出す。今になって、どういう意味だったのか、理解できたのである。

書き直す度に、別世界を描くことになるのだ、と言っていたのである。

音声劇サーマービルレイディもそうなのである。

いわゆるパラレルワールドなのである。



時間は流れではなく、重層的に存在しているのである。

ふと津上師のことを思い出す。あの世で芝居をやっているのだと確信した。

あの世というものは今この時にあるのである。

私が書いているのは、師について学んだことが含まれている。師は、師の師について学んだことを踏み台にしている。ならば私が芝居をやっているのは、師とともに、師の師、そのまた師とともに。

すると、亡くなった千田さんも宇井ちゃんも旭爪さんも私とともに活動しているわけである。

私は今あの世でやっているわけである。



すると、昨日で終わった音声劇、まるで祝祭であった。

メンバー人一人の笑顔が目に浮かんでくる。

あの時間は流れ去っていないのである。

ほら、今ここに存在している。

私は感動して、今この時にとどまる。

その広がりは、果てしなく広い。

高い山の裾野のように広がるのである。



そして強く思うことは、またみんなと飲みたいなあ、その事である。
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