九日に関係者が集まり、次回公演は、自り伝―完結編ーにすることに決めた。
とうとう完結編である。
舞台は八戸。
史実を織り交ぜながら、大いに空想の翼を広げるつもりである。
ようやく何を書くか決まった。
いろいろ企画を考えてきたが、一本にすることができたのである。
あとは、迷わず、その一本を突き進むのみ。
プランというものは、いろいろ浮かんでくる。
いろいろな事情というものが絡み合いながら、その時、その所で生まれてくるものであろう。
一つのプランは次のプランへと、何かしらかかわりがあるものである。 前のプランがなければ、生まれてこなかったものばかりだ。
だから一つも無駄な物はないと思っている。
新たなプランが生まれた時に、前のプランを捨てることはない。
私はずっと取っておく。
自り伝完結編は、一番最初に浮かんだプランであった。 それが、いろんなプランが現れて、結果、今回の結果なのである。
九日、決まった夜、私は、八丈島に行った。 自り伝のターニングポイントが、八丈島編なのである。 だから私は、完結編に決まった夜、どうしても八丈島に行きたくなった。
船は翌日の朝についた。
最終便の飛行機に乗って帰るので、半日の滞在だったが、気持ちが落ち着いた。
これで書き始めることができる。
冒頭はすでに出来上がっている。
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