昌益は秋田大館の二井田村に移住する。
八戸には新井田村がある。字は違うが、当時は新井田村を二井田村と記したりしていた。
当時は漢字を音としてとらえて、こだわらずに当て字をしていた。
秋田の二井田村も贄田村(にえだ)を音として二井田村にしていたらしい。昌益も正益と記したりしていた。
音をあらわすために平仮名があり、漢字を音としてあらわしたものがひらがなでありカタカナである。表音文字と表意文字の混在である。
ともあれ、八戸の新井田村のことである。
八戸藩3代藩主は南部盛岡藩の次男坊で側室の息子である。その側室は於沢と言い、新井田村の豪商の松崎孫助の娘。つまり、昌益が八戸にいたころの藩主はその3代藩主の孫であり、祖母が新井田村生まれで、墓も新井田村の浄生寺にある。
完結編の舞台は、その新井田村である。
ちなみに維新後、新井田村は併合されて大館村になり、八戸市になった時に新井田村となる。
秋田の二井田村は、大館市にある。
音だけで表現するなら、おおだてとにいだむら。まったく同じになるのである。
ちなみに、松崎家は、千石船を持ち、村のすべての山の管理をしていた。千石船は、江戸、大坂と行き来し、コメ、大豆を運んだ。
ドラマが湧き出してくるではないか。
書きたくて書きたくて、気持ちが高まってきている。
俳優もほぼそろった。今週中にキャストも決める。
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